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咲く。裂く日々から。
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薄桜に宿るもの。
桜の色、と聞いて 思い浮かべる色は、 きっと ひとつではありません。 満開の桜のような色。 散り際の、 透けるような色。 朝の光の中で 白にも見える、 ほんのりとした桜色。 薄桜に使っているのは、 桜染めの布です。 植物から生まれた色は、 均一ではなく、 光によって、 布の重なりによって、 わずかに表情を変えていきます。 その布を裂く。 ほどけた糸も、 不揃いな布の端も残したまま、 ひとつ、またひとつと 編み重ねていく。 そうすると、 ひとつの布だったときには 見えなかった色が あらわれてきます。 白に近いところ。 桜色が重なるところ。 影を含んで 少し深く見えるところ。 裂くことで生まれる揺らぎと、 編むことで生まれる陰影。 それらが重なって、 ひとつの 薄桜の景色になっていく。 色を纏うことは、 その色が辿ってきた物語を 纏うことなのかもしれません。 BREATH|薄桜。 桜から布へ。 布から、この手へ。 そして、 纏う人のもとへ。 めぐりながら受け継がれていく、 淡い桜の記憶です。
10月1日読了時間: 1分


白妙に宿るもの。
白、とひとことで呼んでも、 そこには いくつもの白があります。 光を受けた白。 影を含んだ白。 やわらかな生成り。 布が重なることで生まれる、 わずかな濃淡。 裂いた布を ひとつ、またひとつと重ねていくと、 それぞれの白に 光と影が生まれます。 ほどける糸も、 不揃いな布の端も、 整えすぎることなく そのままに。 光と影のあわいに 白が幾重にも重なる。 それはまるで、 白妙の空のように。 同じ白でも、 同じ景色にはならない。 裂くたびに、 編むたびに、 そのときだけの 揺らぎが生まれていく。 二度とは生まれない、 ひとつの白。 BREATH / 白妙。 その名に宿したのは、 色ではなく、 光と影のあいだに生まれる 白の景色です。
9月21日読了時間: 1分


BREATH|手首に纏う、小さなアートへ。
布を裂き、 編み、 重ね、 結ぶ。 これまで「裂き布シュシュ」として 長くつくり続けてきたもの。 髪を彩るものとして生まれたその造形は、 いつしか手首に纏ったときにも、 また違う表情を見せてくれるようになりました。 布を裂くことで生まれる、 揺らぎ 重なり ひとつとして同じにはならないかたち。 そのひとつひとつを、 もっと自由に、 ひとつの小さなアートとして届けたい。 髪を彩るものから、 手首に纏う、小さなアートへ。 そして、新たな名を授けました。 BREATH |SAKINUNO ART BRACELET BREATH ― 呼吸。 纏う人の日々にそっと寄り添い、 その人とともに呼吸するような存在であれたら。 布がかつて持っていた時間も、 この手から生まれる今も、 そして、これから纏う人の時間も。 すべてが重なりながら、 また新しい物語へと続いていく。 裂いてこそ、宿る命。 二度とは生まれない、 ただひとつのBREATHを。 ここから、 BREATHの物語を始めます。 toromeco
9月18日読了時間: 1分


重ねることで、生まれるもの。
一枚の布を裂く。 細くなった布を編みながら、 ひとつ、またひとつと フリルのような重なりを生み出していく。 同じ布であっても、 裂け方は少しずつ違う。 ほどける糸も、 揺らぎの向きも、 光を受ける場所も違う。 だから私は、 すべてを同じ形に整えようとはしません。 編んだ表情は、ありのままに。 そこにこそ魅せられる、 どこか凛とした空気感を宿して。 そうして編み進めるうち 幾重もの重なりが生まれる。 そこには 一枚の布では存在しなかった 光と影が現れていきます。 KASANE / Collar|かさね 裂くこと。 編むこと。 重ねること。 重ねるということは、 ただ増やしていくことではなく、 異なるものが出会い、 それぞれの表情を残したまま、 新しい景色をつくること。 人が重ねてきた時間も、 きっと同じなのかもしれません。 今日までのひとつひとつが重なって、 今の自分をつくっている。 何ひとつ同じ重なりのない、 ひとつのかたち。 KASANE / Collar 纏う人の時間の上に、 また新しい景色が重なっていきます。
9月11日読了時間: 1分
BREATH|今日ここから、新しい呼吸を。
2026年9月。 toromecoに、新しい表現が生まれます。 BREATH SAKINUNO ART BRACELET 布を裂き、編み、重ね、結び、 そこに生まれる揺らぎや、布端の表情、陰影を見つめながら、 長い時間、ひとつひとつ手の中で形にしてきました。 小さな手仕事から始まり、 toromecoとともに育ってきたこの表現は、 新たなかたちへと歩みはじめます。 BREATH 裂き布を、装うためのものからさらに一歩、 造形として見つめていく。 裂いた布の揺らぎ。 光と影。 重なり。 残された糸。 手の中で生まれる、それぞれに異なる表情。 整えすぎることなく、 その布にしかない気配をすくい上げ、 纏える作品へ。 裂いてこそ宿る息吹。 長い時間をかけて積み重ねてきた手仕事を受け継ぎながら、造形をさらに深く追い、 新しい作品として育てていきます。 腕に纏い、 ときには髪へ。 身につける人の日々の中で、 また新しい表情を重ねていく 裂き布アート。 今日ここから、 新しい呼吸を。 ・ 物語と共に、日々をめぐる 裂き布アート ともに在る、というかたち。 ・
9月1日読了時間: 1分


継ぐということ。
ものづくりの中で生まれた、 遠州織物の小さなハギレ。 一枚では、 何かをつくるには小さすぎる布もあります。 けれど、 その一片にも色があり、 織りがあり、 触れたときの質感があります。 まだ、美しい。 その布を細く裂き、 ひとつを、またひとつへ。 結び、つなぎ、 少しずつ編み重ねていきます。 長い一本の布を編むよりも、 ずっと時間のかかる仕事です。 けれど私は、 その小さな布がつながり、 やがてひとつのかたちになっていく時間が好きです。 裂いたことで生まれるほつれも、 ところどころに現れる結び目も、 不規則に重なる柄も。 整えすぎず、 その布が持つ表情として残していく。 そうして生まれた作品を TSUGI と名づけました。 「継ぐ」。 それは、 布と布をつなぐこと。 そしてもうひとつ、 役目を終えようとしていたものを、 次の時間へと手渡していくこと。 小さな一片だった布が、 誰かの装いの一部となり、 また日々をともに歩いていく。 捨てずに使う、ということだけではなく、 そこにあったものを受け取り、 新しい価値へとつないでいく。 それが、 toro
8月28日読了時間: 2分
藍の時間を宿す。二度とはない、ひとつ。
藍の生葉染め。 深く濃い藍色へと染め重ねていく 「藍建て」とは異なり、 生葉染めは、 摘み取ったばかりの瑞々しい藍の葉を使って染めるもの。 そこから生まれるのは、 どこか光を含んだような、澄んだ青。 新鮮な葉がある季節にしか出会えない、 藍の生命そのものを映したような色です。 この布を染めたのは、 以前、私自身が育てていたタデ藍。 育った葉を摘み、 そのときにしか宿せない青を布へ移しました。 現在、タデ藍を再び育てる予定はありません。 だから、この色も、 この布も、 同じものをもう一度つくることはできません。 そのとき育った藍と、 そのとき染まった布。 そして今、裂き、編み、 ひとつのバッグとなりました。 短い季節から生まれ、 時を経て、今ここにあるもの。 この生葉染めを纏ったバッグは、 これが最後のひとつです。 二度とは生まれない、 藍の時間まで宿した一品です。
8月27日読了時間: 1分
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