
忘れものと、朝のラッキー。
今朝は雨から始まりました。
普段は自転車で行かせるところ、少し体調を崩しているので、車で送ってやろうと声をかけて出発し、しばらく走ったところ、
「あ、忘れものした」
筆箱を忘れてきたとのこと。
家に取りに戻ると遅刻になるし。
と、迷った瞬間、大通り、左の視界に見えたコンビニ。
忘れ物をしたことにここで叱っても、本人の登校への気持ちが落ち込み、朝のスタートとしては決して相応しくはないなと思い、
「あー、ラッキー!あそこにコンビニあるよ」
と急いで方向を変えて向かう。
消しゴム、シャープペン、赤ペンだけを買って、無事に送り届けました。
忘れ物が多いのならば、敢えて失敗を経験し、そこから学び成長させることも大切だとは感じています。
けれど、いつも同じ対応が正しいわけではない。
その日の体調や表情、心の余裕。
目の前にいるその人が、今どんな気持ちでいるのか。
それを見ながら、心に寄り添うこともまた、大切なのだと思います。
彼は繊細な性格なので、失敗を長く忘れられず、自分を責めることで自己肯定感を下げてしまい、なかなか積極性を持てないところも気掛かりのひとつ。
少し甘いとは感じていますが、今日は彼の体調や様子をみて、そう判断しました。
忘れたことにまず自分を責めてしまって、落ち込んだ表情は変わらず。
すぐに「ありがとう」が出てこないようなので、
「ありがとうって言えた方がいいね。お母さんにどうってことではなく、すぐに対応してくれたコンビニの店員さんにも、脇から車を入れさせてくれた人にも、って感じ。こうやってラッキーだったことにも感謝だよ」
というと、
「ありがとう」と。
失敗を叱ることだけが、成長につながるわけではない。
心に寄り添ってもらった経験が、いつか誰かの心に寄り添える力になることもあるのだと思います。
とにかく、今日は運が良かったことに感謝。
金曜日。
今日も気持ちよく過ごしてもらえたらいいなと、彼の背中を見送りました。



コメント