
白い虹の、架け橋
10月4日
読了時間: 1分
霧の向こうに
大きな白い虹が現れました。
白虹。
初めて見るその姿に、
ただ、ただ、
ありがとう、と思いました。
これまで歩いてきた道には、
うまくいったことも、
遠回りしたことも、
立ち止まった時間もある。
けれど、
過去の経験は
ひとつも無駄になることなく、
次の場所へ向かうための
足もとになっているのかもしれない。
布を裂き、
編む。
手から手へと受け継がれてきたものを見つめること。
過去から未来へと紡がれてきた手仕事を深め、新しい表現へとつないでいくこと。
それもまた、
時代と時代のあいだに
橋を架けることなのだと思う。
霧の中に現れた
白いアーチを見上げながら、
これまでの私と、
これからの私のあいだにも、
ひとつの橋が
架かったような気がしました。
つくること。
表現すること。
伝えること。
作家として歩いてきた時間を土台に、
その先へ。
「進んでいいよ」
そう言われたわけではないのに、
なぜだかこのとき、
そんなふうに受け取りたくなった朝。
だから、感謝。
これまでにも。
これからにも。
そして、
この空に出会えたことにも。
過去から、未来へ。
手から、手へ。
そして、今いる場所から、その先へ。




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